誕生

2004年7月14日
ステロイド注射を1セットしか出来なかったという不安はあるけど、1セットでもできて良かったんだと思う。

病棟の主任看護婦が手術室に入ってくれることになった。
執刀は主治医だ。
「今日は外来の日なのに平気なの?」と聞いたら、他の人に代わってもらったからとのこと。
主治医の助手であるT医師も手術室に入るそうだ。

8時半過ぎからドタバタと手術の準備が始まった。
手術着に着替えて、点滴の針を入れ換えて、9時15分頃ウテメリンを外した。
しばらくしたら、シクシクと少しだけお腹が痛み出した。
陣痛なのかなぁ。。。

9時半キッカリに手術室に入った。
素っ裸にされてタオルで覆われる。
右腕に血圧計、胸に心電図。
背中を丸めて腰椎麻酔。
ペタ〜、ペタ〜と、もうイイよ!ってなくらい消毒をされる。
「刺しますよ〜」から「少しチクッとしますよ〜」までの間がイヤだ。
麻酔が終わって、仰向けになる。
目の前についたてを置かれる。
赤ん坊を入れる保育器が見えた。
やたらと人が多い。
主治医がワタシの顔を覗き込むようにして「おはよ〜。」と言ってくれた。
目の悪いワタシへの配慮かなと思った。

9時50分、手術開始。

ジジジジジ・・・メスで切っている。
押さえつけられる感触、引っ張られる感触が分かる。
グイグイと何かをされている。
また、ジジジジジ・・・今度は子宮を切ってるの?。。。

「赤ちゃん見えましたよ〜!」と看護婦(たぶん)の声。
「もうすぐ出てきますよ〜。」と言われたとたん、グイグイと押されたり引っ張られたりしてスゴかった。
帝王切開って、子宮を切ってカポッと赤ん坊が出てくるワケじゃなかったのね。
「ハイ、産まれましたよ〜。午前10時5分です。」

何秒、何十秒、何分経ったのか分からないけど、「ホギャー!」と泣いた。
泣いてくれた。
小児科の医師が懸命に処置をしていてくれてるのだろう、
何度も「ホギャー、ホギャー」と泣いてくれた。
嬉しいというよりも、心から安心したという気持ちだった。
小さく産まれたのに、産声は、お兄ちゃん2人を産んだ時よりも大きな声だった。

7月14日。午前10時05分。
身長35.5cm、体重958g。
妊娠期間27週6日ながらも、元気な男の子が誕生しました。

保温の為にサランラップで身体をグルグル巻きにされ、酸素をおくってもらいながらワタシよりもひと足早く手術室を出て、同じ病院内にあるNICU(新生児集中治療室)へ運ばれて行きました。

ホッとしたのか、腹部の縫合中に気分が悪くなってしまい胃液を3回ほど吐いてしまいました。
薬を打ってもらってラクになったけど、今度は麻酔でマヒしている両足のことが気になるというか、シビレが気持ち悪くてたまらなかったぁ。
縫合が終わった後は、子宮口の抜糸と子宮口を広げる処置。
手術着を着せられ、血栓防止のマッサージ器(?)を両足に付けられて終了。

手術後は痛み止めの注射のおかげでほとんど眠ってたらしい。

旦那と義母が、小児科医師から赤ん坊についての話を聞いたみたいだった。
旦那は赤ん坊に触れたらしい。
なんか、メッチャくやしい!!

ワタシは明日の午後に赤ん坊と面会できるらしい。
こんなに痛いのに歩けるのかぁ?

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